むずむず脚症候群とCBD
「むずむず脚症候群」は、その名の通り脚がむずむずしたり、痒みを感じるなどの不快感があらわれる症状です。
最近医療大麻やCBDがこの「むずむず脚症候群」に効果があるとして、主に海外で多くの研究が行われています。
むずむず脚症候群の症状
むずむず脚は、主に下肢に不快な症状を感じる病気で、じっとしているときや座っているとき、横になったときなどにむずむずする、かゆい、痛い、などといった症状が出ます。
また、男性より女性が、そして年齢が上がるほどむずむず脚症候群にかかる率が高くなるともいわれています。


睡眠障害や精神疾患を招くことも
むずむず脚症候群の主な症状は下肢の違和感、痛み、痒みなどですが、その不快な症状のために睡眠障害を引き起こすことが多いとされています。
また、日中に疲労感を感じるなど、生活の質が低下に繋がってしまうこともあり、症状がきっかけで、うつ病などの精神疾患を引き起こすこともあると言われています。
むずむず脚症候群の原因は?
むずむず脚症候群の正確な原因はまだ明らかになっていません。しかし、現在の研究では鉄不足によって神経伝達物質の一つである「ドーパミン」の量が減り、情報伝達がうまく働かなくなることが原因なのではないかといわれています。 また、加齢や肥満、飲酒、運動不足なども要因になっているという報告もあります。


睡眠の改善や症状の寛解がみられた人も
近年ますます注目を集めているむずむず脚症候群ですが、治療としては日常生活の改善や(鉄分を多く摂る、カフェインやアルコールなどの摂取を控えるど)、酷い場合はドーパミン受容体作動薬や抗てんかん薬などの投薬治療が行われています。
そして、最近の海外の研究では医療大麻やCBDがむずむず脚症候群の症状を軽減させたという結果が示されています。
この研究では、6人のうち5人の被験者が医療大麻やCBDによって症状が寛解し、被験者全員が睡眠の質の改善があったと報告されていて、医療大麻やCBDがむずむず脚症候群の治療に有効である可能性が示されました。
なぜCBDで症状が改善するのでしょう
CBDには以下のような効果がみとめられており、むずむず脚の症状の緩和に役立つことが期待されています。
・抗不安作用
・抗うつ作用
・免疫機能の調整
まだ治療薬としては研究段階ではありますが、睡眠や精神的な症状の緩和に、
CBDが良い効果をもたらしてくれるかもしれません。
CBDの必要摂取量は個人差が大きく、さらに摂取量によって得られる効果も異なります。自分に合ったCBDの量を見つけるとよいでしょう。
