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CBDやCBDオイルの変色

CBDCBDオイルが色することもあるの?

CBDやCBDオイルのキャリアオイルとして使用されている植物由来のオイルは酸化しにくいものが使用されています。それらは天然成分であるため「空気」「熱」「光」に触れる時間が長くなると酸化して色が変わることがあります。特に、電子タバコにセットして熱でCBDを気化させてCBDを含有する蒸気を吸入する「CBDリキッド」では、リキッドが熱や光にさらされる回数が多いと元々薄い色だったCBDリキッドがすぐに変色することがあります。

熱を必要としないCBDオイルでも同じように変色が見られます。CBDオイルのキャリアオイルが酸化するとピンク色や紫色なることもあります。 CBDやCBDオイルが上記のような色に変色をしたからといって直ちに製品の品質が悪くなったり、CBDの効果に影響が出る訳ではありません。

CBDオイルがピンク色や紫色になっている、その原因とは?

元々のCBDオイル色がピンク色や紫色、透明に変わると人工的な色味に感じて驚かれるかもしれませんが、これは植物性の食品で頻繁に見られる「褐変(かっぺん)反応」の一つです。褐変反応は、植物自身を守るための成分であるポリフェノールと、ポリフェノールを酸化させるポリフェノールオキシダーゼと呼ばれる酵素によって引き起こされます。

植物が傷つけられて内部の組織が酸素や光にさらされると、傷口表面のポリフェノールオキシダーゼが反応してポリフェノールを酸化させることで、微生物などの外敵が植物体内に侵入することを防ぎます。つまり、褐変反応とは植物が本来持っている防衛反応です。

褐変反応の代表的な例では、リンゴを半分に切ってしばらくラップなどをしないで放置すると空気に触れた部分の果肉が褐色に変化します。これもリンゴに含まれるポリフェノールオキシダーゼによって引き起こされる変色です。

CBDオイルのキャリアオイルとして使用されているMCTオイルにもポリフェノールやポリフェノールオキシダーゼが含まれていることから、酸素と光に触れる時間が長くなると褐変反応が起こり、オイルがピンク色になります。また、変色したCBDオイルがピンク色ではなく紫色、透明に見えることもありますが、これも同じく褐変反応によるものです。

いずれにの場合においても、CBDオイルの品質や味、匂い、CBDの効果などには影響しません。

CBDオイルを変色させないための方法は?

CBDオイルがピンクや他の色に変色したりするのは酸化が原因ですので、酸化を促進する「酸素」「光」「熱」を徹底的に遮断することで変色を防ぐことができます。

変色を予防するためには、CBDオイルを常に冷暗所で保管しましょう。CBDオイルを変色させないための最も確実な方法は、使用しない間、CBDオイルを常に冷蔵庫に入れておくことです。

CBDオイルを外出時に持ち歩く場合は蓋をしっかりと閉めた上で光が当たったり高温になったりする場所に長時間放置することは避けましょう。

また、CBDオイルの容器は遮光性の高いものが使用されていることがほとんどですが、光を通しやすい容器が使用されている場合はアルミニウムで包むなど、CBDオイルが光にさらされないように注意しましょう。

CBDオイルを一年分以上購入した、冷凍庫以外にCBDオイルの保存に適した冷暗所がない、などの特別な事情がある場合以外は、冷暗所や冷蔵庫での保存で十分でしょう。